Maison Sekimoto は何よりもまず 創造的なデュオ です。フランス国家最優秀職人 (Meilleur Ouvrier de France) の称号を持つ 関元聡 の日本的精緻さと、関元ローラン の戦略的ビジョン。その二人が共に形づくるのは、刺繍が建築となる 世界。糸が光やボリュームと対話する芸術空間です。Maison Sekimoto は稀少なサヴォワールフェールを守る エクラン（宝箱） であり、フランスの伝統工芸に根差しながら、世界へと開かれています。すべての作品は四つの手で、情熱と妥協なき卓越性によって生み出されます。

すべての作品の背後には、人文主義的な哲学 があります。Maison Sekimoto が追求する卓越性は、単なる技術的な完成度を超え、素材、時間、人への敬意に支えられています。各作品の持続性 は、世代を超えて残るよう構想された完璧な仕立てから生まれます。理想に忠実なこのメゾンは、誠実さ、本物志向、そして真の美 への探求を基盤としています。その魂は繊細な刺繍の一針から、名だたるラグジュアリーブランドとの協業、コレクターのための特別な作品に至るまで、細部のすべてに宿っています。

Maison Sekimoto は伝統を敬うだけではなく、それを再創造します。刺繍はオートクチュールの衣装にとどまるべきではないと考え、デザイン、建築、アイウェア、工芸品など新たな領域へと導いています。ラフォンとのコラボレーションによる受賞作品は、このサヴォワールフェールを想定外の世界に移し、驚きと魅了を生む力を証明しました。この勇気 は約束でもあります ― 刺繍を現代の言語とし、現在と語り合い、ラグジュアリーの未来を形づくることを。