
メディア:
Var-Matin新聞 : ヴァール県の日刊新聞です。
発行日 :
25年4月12日
詳細:
Var-Matin(ヴァール・マタン)は、カステレ村で開催された「メティエ・ダール(工芸の祭典)」に関する記事を掲載しました。
記事では、歴史ある村の魅力、出展者(佐木本智氏を含む)、そしてイベント期間中に署名された協定について紹介されています。
日本語 翻訳:
JEカステレ村 — 工芸職の支援に関する協定が締結
「メティエ・ダール(工芸の祭典)」開催中のカステレ村では、ヴァール県の商工会議所とフランス工芸協会(Ateliers d’Art de France)との間で協定が締結されました(会期は日曜まで)。
カステレ村は「フランスの最も美しい村」のひとつに数えられ、単なる野外博物館ではありません。
年間を通じて約30人の工芸職人が活動しており、この週末には20名以上のクリエイターが展示に参加しています:宝飾、金属彫刻、ナイフ職人… そして、フランス国家最優秀職人(MOF)であるオートクチュール刺繍職人・関元聡(セキモト・サトシ)氏の姿も!
出展者19名
この中世の村の中心地に、地元の職人たちがさまざまな工芸分野を代表して出展しています。
例えば:
- ピエール=エリオット・ブレ氏:ル・ブリュスクで手作業による水牛の角のメガネを制作
- カミーユ・ダルマス氏:祖父の工房を継ぎ、六フォール村でサントン人形を製作
- ダニエル・カレー氏:エスクーレン校で学び、ヴァール県でコルクを使った木工旋盤の作品を制作
この展示会では、地域の卓越した技と個性豊かな作品が紹介されており、訪れる価値があります。
出展者紹介(一部):
- ポリーヌ・アルノーデ氏:「En vie de laine」の名で羊毛・フェルト製品を展示
「パートナーのマチューと一緒に、ブーシュ=デュ=ローヌ県のサン=アントナン=シュル=バイヨンで350頭の羊を育てています。羊肉だけでなく、羊毛も大切に活用したい」と語ります。
ショールや帽子、フェルト製の帽子(彼女の専門)など、幅広い品揃えです。 - ファブリス・セラフィーノ氏:ソリエ=ポン村のかご職人
柳、プロヴァンスのアシ、マセット(蒲)などを使った作品を制作。
村役場前の「戦場広場」で展示されたのは、60kgの柳を使い、10日間かけて作った「8」の形の大きなリボン。見ごたえのある作品でした。
協定の意義
「ヴァール県には約7,000人の工芸関連のプロフェッショナルがいます。工芸分野は成長を続けており、転職を考える人々や、オーセンティックな生き方を求める方々を惹きつけています」と語るのは、ヴァール県商工会議所の会長ローラン・ロルフォ氏。
この背景から、**CMA(商工会議所)とフランス工芸協会(Ateliers d’Art de France)**は展示会の初日に協定を結びました。
「工芸の持つユニークさは、地元の職人との直接的なつながりを求める消費者のニーズに応えるものです」と語るのは、協会の会長ステファン・ギャルノー氏。
工芸は、品質と創造性の象徴として、フランスでますます注目を集めています。
ヤニック・マゼット氏(プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域 CMA 会長)はこう締めくくります:
「この連携は、フランスの生きた文化遺産である工芸の希少な技術の継承と活性化に不可欠です。」